読んだ本をひたすら列挙。読書のペース配分とその後の読み直しのためのメモ。学而不思則罔、思而不学則殆。
![]() | 言語の科学入門 (言語の科学 1) (2004/04/06) 松本 裕治、今井 邦彦 他 商品詳細を見る |
[...]生成文法は、たしかに、今日の「科学」としての言語学のあり方に対して一つのモデルを示したといえる。しかし、生成文法の成立をもって、「近代科学」に匹敵する「近代言語科学」が成立したと言うのは早計である。近代言語科学は生成文法を乗り越えてさらに先へと進む必要があるし、今までの半世紀にも満たない短い歴史から早急な結論を出すのは危険である[...](p.154f)
Author:坂間 毅 (Sakama Tsuyoshi)
コンサルティングファームに所属。数学の哲学を専攻して研究者を目指し、20代のほとんどを大学院で長々と過ごす。しかし博士号は取らず進路変更。以降IT業界に住んでいる。
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