読んだ本をひたすら列挙。読書のペース配分とその後の読み直しのためのメモ。学而不思則罔、思而不学則殆。
企業内カウンセラーを務めて、ハラスメントやメンタルヘルスの問題に向き合っている著者による一冊。つい他人を傷つけたり問題を起こしたりしてしまう言葉を、具体的にどう置き換えればいいか書いている。基本的にビジネスシーンで、最後に子育ての章を含んでいる。挨拶・社交辞令といったもっとも基本的なところから、頼み事、断り方、自己主張、𠮟り方、謝罪の仕方など。職場での立場は特に限定されておらず、上司であっても部下であっても役に立つ。
通底しているのは、曖昧にせず具体的に話すこと、同じ事態を表現していても否定的な言葉でなく肯定的な言葉で話すこと、相手は別の人間であることを理解して同感ではなく共感すること、といったところ。
Author:坂間 毅 (Sakama Tsuyoshi)
コンサルティングファームに所属。数学の哲学を専攻して研究者を目指し、20代のほとんどを大学院で長々と過ごす。しかし博士号は取らず進路変更。以降IT業界に住んでいる。
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