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長岡亮介『電磁気学2』

有名本の下巻。とてもよく書けている。本書では前巻を引き継いで、まずマクスウェル方程式の導出を行う。変動電位を組み込むことによりマクスウェル方程式が完成する過程はとてもスムーズ。それ以降は、電磁場の時間変化を扱う。微分方程式の解として電磁波が現れる。ついで導体と絶縁体(誘導体)における電磁場を、古典力学で可能な限り扱っていく。ポインティングベクトルが分かりにくかった。誘導体では分極電位などが導入され、静電場・静磁場の場合とパラレルにマクスウェル方程式として整理されることを示していく。


ある程度慣れたこともあり、前巻よりは読みやすかった。しかし理解はなかなか覚束ない。

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坂間 毅 (Sakama Tsuyoshi)

Author:坂間 毅 (Sakama Tsuyoshi)
コンサルティングファームに所属。数学の哲学を専攻して研究者を目指し、20代のほとんどを大学院で長々と過ごす。しかし博士号は取らず進路変更。以降IT業界に住んでいる。

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